ダグラスの日記

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天国を見つけた脳科学者~右脳と左脳の意識の旅~

面白いTEDを見た。

 

ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作 - YouTube

www.youtube.com

 

脳の研究者だったジル・ボルト・テイラー博士が、脳卒中で左脳の機能を失った時の体験談。

もともと精神疾患の研究をしていた博士は、兄が統合失調症だったことから、脳の研究者になった。そんなある日、脳卒中で左脳の血管が破裂しちゃった。すると、歩けない、話せない、読み書きもできない、記憶もできない、要するに赤ちゃん状態になってしまった。

人間の脳って、右脳と左脳が別々に情報処理してる。右脳は「今この瞬間」を重視して、映像で考える。一方、左脳は過去と未来を重視して、言語で考える。で、脳卒中で左脳がやられちゃった博士は、右脳の意識を通して世界を見るようになった。そうすると、自分を取り巻くすべてのエネルギーと繋がった存在、つまり宇宙と一体化したような感覚になったらしい。

そこでは、仕事のストレスも、人間関係の悩みも全部消えて、平安で満ち足りた気分になったんだと。天国を見つけた!って。でも、左脳が戻ってくると、また個人としての意識が戻ってきて、トラブルだ!ってなっちゃう。この右脳と左脳の意識の行ったり来たりが面白い。

結局、博士は8年かけて完全に回復したんだけど、この体験を通して、右脳にある深い内的平安の回路を大切にすれば、世界に平和が広がると提唱してる。