ダグラスの日記

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タバコのドーパミン代替はあるか?

タバコはドーパミンを放出し、やる気を出させる。

 

タバコ以外で、ドーパミンを放出する方法を考え、代替方法を考える。

 

  • ドーパミン
    • 「期待」物質
      • 期待=何かを獲得したいという感情、欲望・衝動
      • 期待と驚き(予想外の報酬)が大きければ、より大量のドーパミンが放出される
  • なぜ最初の驚きがインパクトが大きく、2回目から薄れるのか?
    • 神経系が予測を学習したから
      • こうして、喜びや幸福感は薄れる
    • なぜ人間の体がそうなっているのか?
      • 人間を進歩させるため
        • 新しい欲望を得ようとさせることで、人間を進歩させようとする遺伝子
  • 生存・生殖に役立つものを見つけると、ドーパミン回路が活性化される
    • 恋愛が成就した瞬間など強い高揚感、夢心地になる
    • 望みのものが手に入ると、ドーパミンの分泌は止まる
  • 大量のドーパミンを産出している人は、「恋愛的に」魅力的に感じられる
    • 期待より報酬が大きいという事
      • 人がギャップに惹かれるのもこのせいか?
      • おもしろい人、楽しくさせてくれる人もこれ
    • 「家族」としてのパートナーを選ぶ際は、オキシトシンも重要
  • 依存症
    • 自然なドーパミン
      • 自分の遺伝子を残すため
    • 薬物などによるドーパミン
      • 予測と報酬の複雑な回路を迂回する
        • 満足感を得られず、渇望感のみ残る
        • 渇望感は消えることはない
        • 脳は徐々に高揚する能力を失っていく
          • 報酬系の反応が弱くなる
            • 不快感から逃れるために薬物を使用する
      • 習慣的に薬物を使用すると、脳が変化する可能性がある
        • シナプスの連結が弱まる
          • ゲーム・カジノも薬物と同様依存させる
  • 幻覚剤によって依存症が治る
    • うつ病
      • うつ病患者は絶え間なく過去を反芻し、堂々巡りの中に閉じ込められている
    • ニコチン依存
      • サイケデリック治療のあと6カ月後も禁煙者が80%にのぼるという、治験結果がある
  • 閑話休題
    • 脳は楽観主義者
      • 楽観主義のほうがうまくいく
      • 様々な調査で、「楽観的なひとは健康で長生きし、悲観的な人は病気がちで短命」が確認されている
    • 楽観性の効果
      • 予言の自己成就
        • 虚構の状況設定によって新しい行動が呼び起され、その行動が当初の虚構の考えを現実のものとする
        • ようは、「ひとは自分の見通しに合うように行動する」
  • 努力すればするほど意志力がなくなる
    • 意志力が消耗すると、自己制御する前帯状皮質が鈍る
      • 感情・反応のコントロールが難しくなる
        • 薬物を断とうと努力すればするほど、依存から抜けられなくなる

 

 

目次

1 無意識と「ビッグファイブ」理論を最速で説明する
2 心理プロファイルを使った史上最大の「陰謀」
3 外向的/内向的
4 楽観的/悲観的
5 同調性
6 共感力
7 堅実性
8 経験への開放性
9 成功するパーソナリティ/失敗するパーソナリティ
附録 ビッグファイブの検査